最近、MacBook Proが高価になってきたこともあり、なるべく持ち歩きたくないと思うようになった。落としたりして壊すと大変なので。
そこで、
- 自宅にMacBook Proを置いておく
- 外ではiPadだけ持ち歩く
- 必要な時だけ自宅のMacへSSH接続して開発する
という環境を作ってみた。
結果として、想像以上に快適だった。
普段の開発環境的なもの
普段はClaude CodeやCodexを使って開発することが多い。
重い処理はMacBook Proに任せて、
- iPad
- キーボード
だけ持ってカフェへ行ければ十分だと思った。
これならMacBook Proを落として壊したり、コーヒーをぶっかける心配もない。
今回使ったもの
- MacBook Pro(自宅)
- iPad(外出先)
- Tailscale
- Termius
- tmux
役割はこんな感じ。
| ソフト | 役割 |
|---|---|
| Tailscale | 自宅MacとiPadを安全につなぐVPN |
| Termius | iPadからSSH接続するクライアント |
| SSH | Macへログインする仕組み |
| tmux | 接続が切れても作業を残すやつ |
Tailscaleとは?
一言でいうと
自分専用のVPNネットワークを数分で作れるサービス
MacとiPadの両方へインストールして、同じアカウントでログインするだけ。
すると、
iPad
│
Tailscale
│
MacBook Pro
という専用ネットワークが自動で作られる。
しかもポート開放不要。
固定IP不要。
ルーター設定不要。
これはかなり感動した。
Mac側の設定
1. リモートログインをON
システム設定
↓
一般
↓
共有
↓
リモートログイン
これをONにする。
2. 接続確認
Mac側で
hostname
whoami
pwd
を実行。
例
hostname
kazukinoMacBook-Pro.local
whoami
usrname
pwd
/Users/usrname/Desktop
3. SSH接続確認
Mac自身から
ssh usrname@100.xxx.xxx.xxx
と接続してみる。
最初だけ
The authenticity of host ...
と表示されるので
yes
を入力。
SHA256のフィンガープリントも表示されるが、初回確認用なので毎回メモする必要はない。
iPad側
App Storeから
- Tailscale
- Termius
をインストール。
これだけ!一瞬。
Termiusの設定
Host
100.xxx.xxx.xxx
Username
usrname
Password
Macのログインパスワード
これだけ。
接続確認
まずは
hostname
whoami
pwd
date
などを実行。
ちゃんと
usrnamenoMacBook-Pro.local
と返ってくれば成功。
ログを書いてみる
試しに
echo "Hello from iPad" >> ~/Desktop/remote-access-log.txt
としてみる。
Macへ戻ると
Hello from iPad
と記録されていた。
これはちょっと感動した。
tmuxも導入
接続が切れても作業を残せるので導入。
インストール
brew install tmux
起動
tmux
再接続
tmux attach
これで途中でiPadの回線が切れても安心。
Macをスリープさせない
外出中だけ
nohup caffeinate -ims >/tmp/caffeinate.log 2>&1 & echo $! > ~/.caffeinate.pid
pmset displaysleepnow
これを実行。これで
- Mac本体は起きたまま
- ディスプレイだけ消灯
となる。
帰宅後は
kill $(cat ~/.caffeinate.pid)
または
pkill caffeinate
で停止すればOK
SSHは文字しか送らないので非常に軽い
SSHは文字しか送らないので非常に軽い。
Claude Code
Codex
Git操作
ファイル編集
程度なら全く問題なさそう。
逆に避けたいのは
- Docker pull
- npm install
- brew install
- AIモデルのダウンロード
- OSアップデート
など。
これらは通信量をかなり消費する。
接続で困ったら
まず
hostname
whoami
date
を実行。
返ってくればMacは生きている。
繋がらない場合は
- Macがスリープしていないか
- TailscaleがConnectedか
- リモートログインがONか
を確認すると原因を切り分けやすい。
今後やりたいこと
今は
Mac
⇔
iPad
だけだが、
AndroidスマホもTailscaleへ参加させれば
iPad
│
Mac
│
Android
という構成もできる。
緊急時にAndroidからMacへSSHすることも可能になる。
感想
正直、ここまで簡単だとは思わなかった。
Tailscaleのおかげで全部不要!
iPadだけ持ってカフェへ行き、
自宅のMacBook ProでClaude CodeやCodexを動かせる環境が、数十分で完成した。
MacBook Proを持ち歩くリスクも減り、自分にはかなり合った構成だった。