【ワンポイント中国語】中国語の「すみません」には2種類ある。使い分けを知るだけで印象がガラッと変わる話

  • URLをコピーしました!

4. この記事を特におすすめする人

・外国語、特に中国語に興味がある人

・旅行先でスマートに振る舞いたい人

・言葉のニュアンスの違いを知るのが好きな人


目次

今回もワンポイント中国語です

前回の記事では、「謝謝」に1文字足すだけで感謝の伝わり方が変わるという話を書きました。

今回もサクッと読めるワンポイント中国語。なのにめっちゃ有益情報!

テーマは「すみません」です。

日本語の「すみません」って、本当に便利な言葉ですよね。

謝るときにも使うし、人に声をかけるときにも使うし、感謝の意味で使うこともある。

でも中国語では、この「すみません」が場面によって別のフレーズになるんです。

この使い分けを知っておくだけで、中国語圏での印象がかなり変わります。


日本語の「すみません」は万能すぎる

まず、日本語の「すみません」がどれだけ万能かを整理してみます。

レストランで店員さんを呼ぶとき。「すみませーん」

人混みで誰かにぶつかったとき。「すみません」

道を教えてもらったとき。「すみません、ありがとうございます」

全部「すみません」でいける。

これ、日本語ネイティブからすると当たり前なんですが、外国語の視点で見るとけっこう特殊なんですよね。

中国語では、この「すみません」を場面によって使い分ける必要があります。

で、ここを知っているかどうかで、旅先での立ち回りが全然違ってくるんです。


2つの「すみません」

中国語の「すみません」は、大きく分けて2つあります。

1つ目は

不好意思(ブーハオイース)

2つ目は

對不起(ドゥイブチー)

この2つ。

漢字を見ると、どちらもなんとなく意味が想像できるかもしれません。

でも、使う場面がはっきり分かれているんです。


軽い「すみません」

「不好意思」は、日常のちょっとした場面で使う「すみません」です。

たとえばこんなとき。

人の前を横切るとき。「不好意思」

店員さんに声をかけるとき。「不好意思」

ちょっとした頼みごとをするとき。「不好意思」

日本語で言うと「ちょっとすみません」「失礼します」くらいのニュアンスですね。

漢字をそのまま読むと「気まずい」「恥ずかしい」みたいな意味なんですが、実際の使われ方はもっとカジュアル。

旅行先で一番使う頻度が高いのは、間違いなくこっちです。


重い「すみません」

一方、「對不起」はもっと重みのある「すみません」。

本当に申し訳ないとき、相手に迷惑をかけてしまったとき、ちゃんと謝りたいときに使います。

日本語で言うと「申し訳ありません」に近い感覚。

たとえば、誰かの持ち物を壊してしまったとき。

約束の時間に大幅に遅れたとき。

こういう場面で「對不起」が出てくる。

逆に言うと、レストランで店員さんを呼ぶのに「對不起!」と言うと、ちょっと大げさに聞こえるんですよね。

「え、何か重大なことでもあったの?」みたいな空気になりかねない。


迷ったらこっちでOK

ここまで読んで、「じゃあどっちを使えばいいか迷うじゃん」と思った人もいるかもしれません。

結論から言うと、迷ったら「不好意思」を使えばまず大丈夫です。

日常の9割くらいの「すみません」は「不好意思」でカバーできます。

僕も台湾に留学していたとき、最初のうちはほぼ「不好意思」だけで生活していました。

お店で注文するとき、道を聞くとき、エレベーターで人の前を通るとき。

全部「不好意思」。

これがめちゃくちゃ使い勝手がいいんです。

「不好意思」をさらっと言えるだけで、周りの台湾の人たちの対応が明らかに柔らかくなるのを感じました。

「あ、この人ちゃんと現地の言葉を使おうとしてくれてるんだな」という好意が伝わってくるんですよね。


英語にも同じ構造がある

ちなみにこれ、英語でも似たような使い分けがあります。

「Excuse me」と「I’m sorry」。

「Excuse me」は人に声をかけたり、ちょっと道を空けてほしいときに使う。

「I’m sorry」は本当に謝りたいときに使う。

中国語の「不好意思」≒「Excuse me」、「對不起」≒「I’m sorry」。

こう対応させると、かなりイメージしやすくなるかなと。

英語をある程度勉強したことがある人なら、この感覚はすぐにつかめると思います。

言語が違っても、「軽い詫び」と「重い詫び」を分けるという発想は共通しているんですよね。


発音のコツ

「不好意思」の発音は「ブーハオイース」。

4文字あるので一見難しそうですが、実はそのままカタカナ読みでもけっこう通じます。

コツは、最初の「ブー」をはっきり言うこと。

「ぶはおいーす」みたいにモゴモゴ言うと聞き取ってもらいにくいので、「ブー!ハオイース」と最初の音に少し力を入れるといい感じです。

何回か声に出して練習すると、すぐ慣れます。

僕の体感だと、日本人にとっての発音難易度は、前回紹介した「謝謝你」と同じくらい。そこまで難しくないです。

過去の記事で言及してますが、オンラインレッスンではすいませんを多用するのは良くないですよ!


まとめ

今回のワンポイント中国語は、「すみません」の2つの使い分けでした。

軽い場面では「不好意思(ブーハオイース)」。

本気で謝るときは「對不起(ドゥイブチー)」。

迷ったら「不好意思」でOK。というか、よほどのことがない限り「不好意思(ブーハオイース)」。のほうが良いです。「對不起」は謝罪のニュアンスが強いんで日常生活ではあまり使わないですね。

前回の「謝謝你」と合わせて、これで「感謝」と「お詫び」の2ジャンルをカバーできるようになりました。

旅先や日常でこの2つをさらっと使い分けられたら、それだけでかなりスマートです。

ここまでシリーズを読んでくれている人は、もう中国語フレーズが3つも手に入っていますね。着実に引き出しが増えています。

次回もまた、知っておくと世界がちょっと広がるフレーズを紹介します。

言葉の引き出しが増えると、人との出会いがもっと面白くなりますよ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次