この記事を特におすすめする人:
・新しいテクノロジーやトレンドに興味がある人
・ブロックチェーンやWeb3という言葉が気になっているけど、いまいちピンときていない人
・仮想通貨やNFTのニュースを見て「結局あれって何なの?」と思ったことがある人
ブロックチェーン、名前は知ってるけど中身はよくわからない問題
今回は、ブロックチェーンの話です。
以前の記事でも書いた通り、僕は2025年度に東大のブロックチェーンイノベーション寄付講座を受講しました。
結果から言うと、
ゴールドメダルを取得しました!

はい、めちゃくちゃ嬉しかったです。
で、この講座ではBitcoin ProtocolやEthereumについてかなり深く学んだんですが、受講を通じて改めて思ったことがあるんですよね。
「ブロックチェーンって、なんでこんなに”難しそう”に見えるんだろう?」と。
今回はその「難しそうに感じる理由」を整理しつつ、実は本質はすごくシンプルなんだよ、という話をしてみます。
理由1:専門用語のオンパレード
ブロックチェーンが取っつきにくい最大の原因は、これだと思います。
専門用語が、とにかく多い。
P2P、ノード、マイナー、Proof of Work、Nakamoto Consensus、UTXO、EVM、スマートコントラクト、Gas fee……。
東大の講座でもこれらの単語がバンバン飛び交います。
しかもカタカナと英語が入り混じるので、初見だと「何語?」ってなるんですよね。
さらに厄介なのが、ビザンチン問題とかシビル攻撃とか、セキュリティ系の用語も出てくること。
これがめちゃくちゃ良い。本当にマジで……って言いたいところですが、正直、最初はしんどいです。
ただ、ここで大事なのは「単語が難しい=中身が難しい」ではないということ。
僕の感覚だと、ブロックチェーンの概念そのものは、単語の意味さえわかればスッと入ってきます。
英語学習でもそうなんですが、TOEICで知らない単語に出会ったとき、単語の意味がわかった瞬間に文章全体が理解できるようになる、あの感覚に近いかなと。
つまり、専門用語という「壁」が本質を隠しているだけなんです。
理由2:「で、結局何に使えるの?」が見えにくい
ブロックチェーンが難しく感じるもう一つの理由。
それは、日常生活との接点が見えにくいことだと思います。
例えばビットコインの仕組みを学ぶと、こういう設計がわかってきます。
台帳をブロックチェーンで管理する。
ブロックを作るには計算資源が必要(Proof of Work)。
一番長いチェーンを「正しい記録」とする。
正しいブロックを作った人に報酬としてbitcoinが発行される。
これ、仕組みとしてはすごく面白いんです。
中央の管理者がいなくても、みんなが正しく行動する「インセンティブ設計」になっている。
でも、多くの人はここで「ふーん、で?」ってなる。
自分の生活にどう関係するのかがイメージしにくいんですよね。
僕自身、講座のグループワークでいろいろな人と議論しましたが、技術を理解した上で「じゃあこれで何を作るか」を考えるフェーズが一番盛り上がりました。
逆に言えば、使い道がイメージできると、技術への理解もグッと深まるんです。
理由3:ビットコインとイーサリアム、似てるようで違いすぎる
講座ではBitcoin ProtocolとEthereumを両方扱いました。
で、これがまた混乱を生むんですよね。
ビットコインは「送金の記録を管理するシステム」。
一方、イーサリアムは「ワールドコンピューター」と呼ばれていて、プログラムを実行できるプラットフォーム。
この「スマートコントラクト」という概念が加わると、一気に複雑さが増します。
ビットコインが電卓だとすると、イーサリアムはコンピューター。
講座の資料でもこの例えが使われていて、僕はこれでかなり腑に落ちました。
電卓でできることは限られているけど、コンピューターならプログラム次第で何でもできる。
その代わり、イーサリアムには独自の仮想マシン(EVM)やGas feeの仕組みがあって、覚えることが増える。
ビットコインだけでも大変なのに、イーサリアムまで同時に学ぶと「もう無理」ってなる気持ちはよくわかります。
でも、本質は意外とシンプル
ここまで「難しく感じる理由」を3つ挙げましたが、じゃあ結局ブロックチェーンの本質って何なのか。
つまり何が言いたいかというと、
「みんなで同じ記録を持ち合って、誰も不正できない仕組み」
これだけなんです。
中央に銀行や政府のような管理者を置かずに、ネットワークの参加者全員で台帳を共有する。
誰かがズルをしようとしても、他の参加者が検証するから通らない。
正しく行動した人にはちゃんと報酬が出る。
この「信頼を技術で置き換える」というアイデアが、ブロックチェーンのすべての土台になっています。
専門用語も、ビットコインとイーサリアムの違いも、すべてこの土台の上にある枝葉の話なんですよね。
まとめ
ブロックチェーンが難しそうに見えるのは、専門用語の壁、日常との距離感、そしてビットコインとイーサリアムの情報量の多さ。
この3つが組み合わさっているからだと僕は思っています。
でも、根っこにあるのは「中央の管理者なしで、みんなが信頼できる仕組みを作る」というシンプルな思想です。
次回の記事では、もう少し踏み込んで、ビットコインの具体的な仕組み(トランザクションがどうやって処理されるのか)をわかりやすくまとめてみようと思います。
これ、本当に奥が深くて、ちゃんと時間をかけて書きたいやつなんです。
ここまで読んでくれたあなたは、もうブロックチェーンの入り口に立っていますし、かなり見込みがあると思います。
新しい技術を知るって、それだけで世界の見え方が少し変わる体験ですよね!